新型コロナウイルス感染拡大から1年半を過ぎてもいまだに収束の兆しが見えない現在ではありますが、今後ワクチン接種が進み、冬には状況が改善することを期待して、12月にハイブリッド開催を計画しておりました。今般の変異ウイルス感染拡大をうけて、残念ではありますが完全オンライ開催として、開催する計画に変更いたしました。相変わらずのご支援をお願い申し上げます。 今回は、糖鎖・糖質研究の産業応用への視野をさらに広げるとともに、若手研究者の活動をさらに活発にすべく、プログラムを企画しました。本シンポジウムは糖鎖の関わる生命科学を中心として異分野融合を目指して参りましたが、今回は食品・材料分野への産業応用を視野にいれた糖鎖・糖質研究の講演を強化いたします。JCGGの母体となった日本糖質学会だけでなく、我が国のもう一つの大きな糖質研究の潮流を担っている日本応用糖質科学会にこれまで以上のご協力をお願いします。さらに、今回は若手研究者による先端研究の最前線を紹介する講演も含まれております。なお、今回の山川民夫賞受賞者講演は、本分野で多大な業績を持つKevin P. Campbell教授のご講演をビデオでお聞きいただけます。コロナ禍にあってこれまでの研究の流れは大きく変わってしまいましたが、大いなるリセットの後に、新しい研究の潮流が始まるはずです。そのような願いを込めて、本シンポジウムのタイトルを「リブート、糖鎖科学! 〜 さらなる高みへ 〜」といたしました。
第18回糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム 世話人代表 伏信 進矢
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