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JCGG事務局
国立研究開発法人 理化学研究所
生物科学研究棟S405

〒351-0198
埼玉県和光市広沢 2-1

JCGGシンポジウム

第20回 糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム
糖鎖科学の可能性-真のブレークスルーを目指して-
表紙
ウェブからの事前登録の
申し込みは締め切りました。
当日の受付での参加登録を
お願い申し上げます。
日 時: 2023年11月30日(木)、12月1日(金)
場 所: 東京大学伊藤国際研究学術センター
伊藤謝恩ホール

〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
主催: 日本糖鎖科学コンソーシアム
共催: 国立研究開発法人理化学研究所
後援: 日本生化学会、日本分子生物学会、
日本糖質学会、日本化学会、
日本薬学会、日本農芸化学会、
日本応用糖質科学会、セルロース学会、
キチン・キトサン学会、
多糖の未来フォーラム
世話人 : 鈴木匡(代表)、伏信進矢、眞鍋史乃、
平山弘人、藤平陽彦
参加費: 一般 2,000円、学生 無料
期限までにご入金が確認できない場合は、事前参加とはなりません。 また、一度振り込みされた参加費は、当日不参加となっても参加費の返金はありませんので、ご承知おき下さい。
懇親会: 日時:11月30日(木)
17:30(受賞講演終了後)〜20:00(予定)
場所:多目的ホール
事前 7000円、当日 8000円、
学生 2000円
懇親会費は事前支払と当日支払で金額が異なります。 一度振り込みされた懇親会費は、当日不参加となっても、懇親会費の返金はありませんので、ご承知おき下さい。 (学生は一律 2000円となります。)
開催の趣旨
 

 日本の糖鎖科学はこれまで糖鎖の構造解析や糖鎖遺伝子の研究で国際的にリードする成果を挙げてきたものの、最近そのプレゼンスに陰りが見えてきているように思えます。昨今の“重要な科学”に研究費が集中する風潮が、これまでの日本の伝統であった、独創的なサイエンスの展開を阻んでいる部分もあるかもしれません。一方で、令和の時代を迎え、AMED-CRESTでは糖鎖科学も重要な一側面となる”プロテオスタシスの理解と革新的医療の創出“がスタートし、また昨年度より東海大学機構を中心とした糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点がスタートしました。まさに糖鎖科学研究に追い風が吹いている、と言えると思います。

 日本の糖鎖科学は、現在でも研究者人口という意味では、まだ世界に決して引けを取らないと思われます。追い風が吹く今こそ、ユニークなサイエンスを各研究者が覚悟を持って推進するべきではないでしょうか?

 2003年に我が国の糖鎖科学のさらなる発展を目指し、各省庁の枠組みを超えた情報交換を目指した糖鎖科学コンソーシアムシンポジウムが東京で開催されて以来、今年で丁度 20回目のシンポジウムの開催の節目を迎えたことになります。日本の糖鎖科学に”新たな伝統”をもたらし、将来へ進むべき方向を模索すべく、本シンポジウムは“糖鎖科学の可能性-真のブレークスルーを目指して-”というタイトルで、新進気鋭の研究者に最新の知見のご講演をいただく他、企業からのホットな話題も提供いただく予定です。

お問い合わせ シンポジウム事務局へメールでお知らせください
E-mail: sympo-20@jcgg.jp
協賛財団
 
公益財団法人中外創薬科学財団
公益財団法人水谷糖質科学振興財団
公益財団法人 野口研究所
協賛企業
 


天野エンザイム株式会社 株式会社池田理化
江崎グリコ株式会社
協和発酵バイオ株式会社
シスメックス株式会社 (一財)杉山産業化学研究所
日京テクノス株式会社
日本食品化工株式会社
ノボザイムズ ジャパン株式会社 株式会社バイオテック・ラボ
プログラム
 
■11月30日(木)
9:45-9:50

○開会の辞 鈴木 匡

9:50-10:00

○JCGG会長挨拶 遠藤 玉夫

10:00-12:20
○セッション1:糖鎖生合成、代謝の不全とヒト疾患
吉田 雪子(東京都医学総研)NGLY1欠損症の発症機序:レクチン型ユビキチンリガーゼによるプロテアソーム機能阻害
佐藤 ちひろ(名古屋大)統合失調症に関わるポリシアル酸の構造と機能 -遺伝的要因と環境要因-
岡島 徹也(名古屋大)細胞外のO-GlcNAc修飾の生理機能の探索に向けて
金川 基 (愛媛大)糖鎖異常型筋ジストロフィーの発症機序にもとづいた治療法の開発
村上 良子(大阪大)先天性グリコシル化異常症(CDG): GPI欠損症を中心に-
12:30-13:15
○ランチョンセミナー 糖鎖工学研究所(GlyTech, Inc.)
13:25-14:00
○産からのプレゼンテーション
14:10-15:40
○セッション2:糖鎖科学・糖鎖創薬における企業の貢献
余田 英士(JCRファーマ)ライソゾーム病に対する酵素補充療法の開発
上原 啓嗣(協和キリン)糖鎖リガンドを活用した核酸DDS技術開発
梶井 靖(武田薬品工業)T-CiRA:アカデミア研究成果を革新的創薬シーズへと展開する産学連携プログラム
15:50-16:35
○特別講演1
木下 タロウ(大阪大)グリコシルホスファチジルイノシトール (GPI):タンパク質膜アンカー+アルファ
16:45-17:30
○山川賞受賞講演
James C. Paulson
(The Scripps Research Institute)
Biological Roles of Sialic Acids
11月30日(木)17:30〜20:00(予定) 懇親会(多目的ホール)
■12月1日(金)
10:00-12:15
○セッション3:糖鎖の多様性:様々な生物における糖鎖
Yann Guerardel
(Univ. Lille, France/岐阜大学)
Cross-reactivity of Nocardia arabinogalactan to Candidiasis diagnosis assay
Iain B. H. Wilson
(BOKU, Austria)
Invertebrate N-glycosylation - structures & interactions
竹川 薫(九州大)ガラクトース含有糖鎖の微生物における生合成と役割
岡 拓ニ(崇城大)糸状菌のガラクトマンナン生合成
12:25-13:10
○ランチョンセミナー 島津製作所
13:20-15:10
○セッション4:糖鎖研究と脂質研究の融合を目指して
有田 正規(理研/遺伝研)脂質データベースの構築と公開情報の重要性
木下 聖子(創価大)糖鎖科学情報の統合化によるブレークスルーの可能性
有田 誠(理研/慶應大)脂質多様性の生物学とリピドームアトラス
古川 潤一(名古屋大)スフィンゴ糖脂質糖鎖の網羅的な構造解析
15:20-16:35
○セッション5:糖鎖関連酵素をとことん極める
五十嵐 圭日子(東京大)セルラーゼのメカニズム研究70年
阪本 龍司(大阪公立大)高度に分岐する細胞壁多糖ペクチンの分解に関わる多様な酵素群
宮崎 剛亜(静岡大)乳酸菌の菌体外多糖・多分岐デキストランを分解する酵素群の構造と機能
16:45-17:30
○特別講演2
伊藤 幸成(大阪大)化学合成で探す糖鎖のブルーオーシャン
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